こんにちは。鍼灸柔整師 齊藤達也です!
前回は姿勢が悪いとどうなるかという事に関してブログを書かせてもらいました。今回は正しい姿勢のポジション、セルフチェックのポイントに対して書かせてもらいます!
姿勢が悪いとどうなるかはこちら↓
壁を背にして立つ
壁を背にして普段の姿勢のまま立ちます。
- 壁に頭は着いているか
この時に壁に頭がついていなければ、①猫背、②頭が正しいポジションになく、前方突出していると評価できます。
- 腰の隙間は手のひら1枚分か
腰の隙間に手のひら1枚分のスペースが空いているか?1枚分以上だと反り腰、逆に手のひらが入らないようであれば腰椎のカーブが出ていない、骨盤が後ろに傾いているのではないかと推測できます。
- 頭、背中、お尻が壁にくっついているか
これは細かく言うと①耳ー②肩の関節(肩峰)ー③大転子(股関節の横にある骨の出っ張り)ー④膝のお皿の後ろー⑤外くるぶしの2~3㎝前が一直線上にまっすぐになっていることが理想となります。
一直線上に来ることによって、まっすぐに立っている時の筋バランスが良くなり筋効率が良く立ち続ける事ができます。逆に言うとこの線からずれてしまうとバランスが崩れどこかの筋肉が短縮、または延長し、凝りが出たり痛みが出たり、関節へのストレスが増えます。
横からの姿勢分類ではケンダルの姿勢分類を用いるととても分かりやすいです。
鏡の前で自分の姿を見る
身体の正面をチェックします。鏡の前で肩幅に足を広げ真っ直ぐに立ちます。
- 肩の高さが左右で違うか
- ウエストに手を当て骨盤の高さが左右で違うか
- 両足の真ん中から真っ直ぐ上に線を引いて上半身がどっちに傾いているか
- 膝関節のお皿がどっちを向いているか
この項目をチェックする事によって
① 肩甲骨のポジション、②骨盤の挙上、③背骨が左右に曲がっていないか、④下肢の捻じれ
をチェックする事ができます。
あおむけで寝て骨盤をチェック
あおむけで寝て反り腰か、腰が丸くなっているかをチェックします。仰向けに寝て骨盤上に触れる骨の出っ張り(左右の上前腸骨棘、恥骨の3点)を触れ三角形を作ります。
そして、このように骨盤の前で手で三角形を作ります。
あおむけで寝た時に三角形が床と平行になっていれば骨盤は正しいポジションにありますが、この時に三角形の頂点(恥骨側)が低くなっていれば骨盤前傾、高くなっていれば骨盤後傾と評価できます。
骨盤前傾だと反り腰、骨盤後傾だと腰がまっすぐか、丸まっている事が多くなります。
ただ立位になって三角形を作ってチェックすると、寝ている時と結果が変わる事もあります。その時は足部、膝、股関節の影響から姿勢の変化が出ている事もあるので一度姿勢を専門に見ている先生に相談するのも良いかと思います。
まとめ
正しい姿勢のポジション、セルフチェックの仕方を書かせてもらいました。
ただ姿勢というのはこのブログの内容がいくつも重なって作られたり、その時の生活習慣や体への疲労によって変わってくる事もあり、なかなか複雑です。
こまめにセルフチェックをしてもらい、分からない事がありましたらご相談ください(^_^)